2007年12月15日

12月の新刊情報

初旬? 有坂正三 『狄仁傑の不思議な事件簿―簡約版・「狄公案」』(文芸社)
 5日 藤田あつこ 『まんがグリム童話 紅艶中国妖女絵巻』(ぶんか社コミック文庫・ぶんか社)【7&Y】icon
 7日 金庸・岡崎由美監修・小島瑞紀訳 『秘曲 笑傲江湖7 鴛鴦の譜』(徳間文庫・徳間書店)
10日 家島彦一訳注 『中国とインドの諸情報2』(平凡社)
14日 田中芳樹 『岳飛伝3 風塵篇』(講談社文庫・講談社)
14日 北方謙三 『水滸伝15 折戟の章』(集英社文庫・集英社)
14日 塚本青史 『呉越舷舷』(集英社文庫・集英社)
14日 滝口琳々 『北宋風雲伝15』(プリンセスコミックス・秋田書店)
18日 渡辺精一 『朗読してみたい 中国古典の名文』(祥伝社新書・祥伝社)
19日 原泰久 『キングダム8』(ヤングジャンプコミックス・集英社)【7&Y】icon
20日 ギャヴィン・メンジージ/松本剛史 『1421 中国が新大陸を発見した年』(ヴィレッジブックス・ソニーマガジンズ)
22日 陳某 『三国志群雄伝 火鳳燎原5』(MFコミックスアライブシリーズ・メディアファクトリー)

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2007年12月10日

GAMECITY文庫創刊第二弾に古龍新訳登場

ゲームメーカーであるコーエーが今月より、ライトノベルジャンルにて新しいレーベルGAMECITY文庫を立ち上げるというニュースはきいていました。
その新刊ラインナップ第一弾は「遙かなる時空の中で」「真・三國無双」「金色のコルダ」という、若年層や女性層に人気のゲームからのノベライズ的作品三作が並びます。

そんなわけで新創刊とはいいつつも、出版部門もそれなりに充実していたコーエーの事業から鑑みると「文庫」「軽め」「ノベル」辺りをクローズアップというだけのことかという印象でした。(文庫は前にも「歴史ポケットシリーズ」というのを出しています)
作品の中身も単行本の文庫化とドラマCDからのノベライズ、そして新作という内容らしいですからね。

ところが、来年一月発売の第二弾がなかなか驚きです。
なんと、文化事業的出版には比較的強いと思われる早稲田出版でさえ売り上げ不振で刊行続行ができないという噂の古龍作品の新訳ですよ!

実は川合章子さんが以前から密かに古龍「絶代双驕」を翻訳しているというのは、ブログにて目にしておりました。
そして、この冬いよいよ出版が決まったということも。
ただ、どこからか?というのは公表されていなかったのでどこかなーっと思っていた訳なんですが。
……川合章子さんのお仕事歴を鑑みると、いちばん妥当ではあるコーエーだったという。

「中国語からの翻訳」「武侠ものの翻訳」ということになりますと、「三侠五義」とか「封神演義」とか「周瑜伝」とか思い起こします。
出版してくれるだけで嬉しい反面、内容や売り上げ的に不安もいっぱいなんですけど、「コーエーも懲りないよね」というのが第一の感想だったりして。

しかも、第二弾の時点で今戸さん訳の「超・三國志」が入っているというのが、少々弾切れ感を起こさせます。
ゲームタイトルのノベライズと既存コンテンツからの文庫再版を柱にするのはいいとして、古龍翻訳以外にも斬新なものをひとつふたつ欲しいところですね。
それが何かといわれると難しい。
真樹操や狩野あざみのことも思い出してくださいと言いたいところですが、まあそれもむつかしいんだろうなあ。

2007年12月08日

『伏竜伝―始皇帝の封印』 UP

瀬川由利の『伏竜伝―始皇帝の封印』読書メモをアップしました。

たいへん古い作品ですが、色々な面から中国物としては気に入っている作品でございます。
久々に読み返してみたので、文章リハビリもかねて書いてみました。

再読したキッカケとしては、アニメ化され話題となった「精霊の守り人」の主人公格が三十路の女用心棒であったり、シリーズ開始より楽しんでいる麻木未穂の黄金の魔女が棲む森シリーズも三十路女の厚顔不遜(傲岸までは行かない)っぷりが満載だったり。年増ヒロインに優しい時代になったもんだなやと感じ入り、他にもなんかあったかなと記憶を探った故です。
まあ、『伏竜伝』は出版社が出版社なので、登場人物の年齢設定が高いのは必定なんですけど、それにしては意外なヒロインですよね。

再春館製薬に無料サンプルを断られない私としても、三十路が主役をはるライトノベル・ジュブナイルはなんとなく落ち着くところがあります。

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