2007年03月20日

『真珠の首飾り』UP

ロバート ファン・ヒューリック
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ロバート・ファン・ヒューリック著、和爾桃子翻訳の『真珠の首飾り』の読書メモをアップしました。


ずーっと翻訳されなかった「ディー判事」シリーズが、早川書房で刊行されることになったという記念的な第一作ですね。和爾さんの文章も、私はこれが最初で「鳥姫伝」より先でした。

纏めておきたかったのになんだかずーっと書くことが出来ませんでした。翻訳ものに慣れていない未熟さ故ですね。
当時読んでいた『中国黄金殺人事件』(大室幹雄訳)や『四季屏風殺人事件』(松平いを子訳)とのギャップが微妙に整理できておらず、それが訳者のせいなのか原著の刊行時期の違いなのかヒューリック氏の意図なのか、悩みました。
今では、さすがにそのモヤモヤも解消されてきたかな。事典を作って人名の整理が進んできたのも、その解消の理由として大きい。
各訳者さんの個性もわかったような気がします。


『真珠の首飾り』はあれですね、色んな意味で「若い」作品ではないでしょうか。判事も若かった。訳も勢いがある感じがするのですよ。

ところで、本文中に書いた「太公望」についてもう少し。
日本で「太公望」といえば、ごく一般的・日常的解釈では普通「釣り人」ですよね。
そりゃあ、ちょっと故事成語に詳しい方、もちろん中国史に詳しい人、そしてジャンプ系のアニメや漫画に強い人はアレを連想するという訳です。


聞いたところによると、本場中国の人の日常的ニュアンスでは「太公望」は釣り人というか、「ヘタの横好き」を言うそうな。本当なんでしょうか? 釣りが好きな人は「釣迷」??


ちなみに、ツレに教わったところでは、とある韓国産ゲーム内で出来るプレイ「魚釣り」に関する記述で、翻訳するとナゼか「姜太公」という単語がしきりにあり不思議に思ったそうです。
つまりは、韓国でも日本のように「釣り人」の意味で「姜太公(=太公望)」を用いるのですねえ。
文脈的には、「ヘタの横好き」というニュアンスは込めていないようです。