2007年03月27日
「八卦の空」連載二十一(+5)回目 青木朋
今月初旬発売のミステリーボニータ4月号の「八卦の空」です。
さて今回のお話です。これは紀玄龍が朝廷に出仕する前の事。
都では正体不明の方士の与える「五石散」が庶民の諸病を治し、不老長寿の効能もある仙薬として流行する折がありました。その噂を聞いた若き占術家・管公明(十八歳)は、弟と共に上京し、著名な先達・劉少遊を訪れます。劉先生の話では、「五石散」の実物は余り出回っておらず、木炭の粉を本物と称して売るイカサマ商売も発生しているとか……。
実際に市に出てみると、世間に憚る素振りもなく堂々と木炭粉の「五石散」を売る店があるのがびっくり仰天。つい諫めの声を上げる管公明の前に、如何にも無頼な売り子達の後ろから現れた店主の正体が……?
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