2006年12月24日

もやしもんのよんかん。

石川 雅之
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いろいろ有って、三巻を買うまでの興奮というのはさすがになくなってきたというのが実情なんですよね。
他の作品も読んで作者さんの方向性とスペックを把握したというのもあるし、それを踏まえて「もやしもん」ストーリーが1&2巻ほど発酵食品バンザイでなく詰まるところは日本酒であったり、いろいろファンがおかんむり気味な展開になっていることとかもにゃもにゃ。


で、三巻の通常版に加えて特装版刊行という、時流に乗っていると言えば乗っている商魂たくましさも、ダメだとは思わないけれども買えない人が多くてぶーぶーな状況はどうかなーという。

今回この4巻の特装版は、カバー違いだけだった3巻とは話が異なり、さほどファンでない人にも求心力を発揮するモネラ界住人(要するに菌)のストラップ・フィギュア付きでございました。
これの発売や予約に関する情報が結構おそかったようで、ファンの間ではまた物議をかもしたようですね~。

実はわたくし、通常版でも「そのうちなんかと一緒に注文するべー」と思ってたくらいなので、ちょっと残念とは思いつつ諦めておったのですが。
23日夕方の時点で楽天ブックスで検索すると、検索結果ページでは「在庫無し」ながらも商品の個別ページでは在庫有りだったので思わず注文してしまいました。しかし、楽天ユーザーレビューによると、楽天でも予約者の販売キャンセルが行われた模様なので、この注文が有効なのかどうかは現時点で微妙です。

さあ、果たして冰児は菌ストラップの現物を拝めるのでありましょうか?
甘酒でもかもして待つかのう。

2006年12月18日

ディー判事シリーズ事典公開

いつの頃からともなく、なんとなくスクリプトを設置してちまちまデータをメモ的に入力していた「ディー判事シリーズ事典」を、この度思い切って公開しました。こっそりと何処かに入り口をリンクしました。一応トップのページからは最短2クリックで行けます。
当初、入力項目が100を越えたら公開しようとしていたのですが、思うところあって延び延びになっていました。

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2006年12月11日

『北雪の釘』は月替わりしてもおあずけ中

ロバート・ファン ヒューリック
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もうひと月経っちゃいますが、順調に翻訳刊行されているハヤカワのディー判事シリーズは『北雪の釘』でついに九冊目となりました。全十六冊のうちの九冊目ですよ!
しかも、いよいよ過去に他社から翻訳刊行されたことのある初期構想五作品(+1?)の、新訳(改訳)第一作という見方もできます。


すなわち『北雪の釘』は”The Chinese Nail Murders”の翻訳であり、1989年に三省堂から刊行された『中国鉄釘殺人事件』とは同じ作品の訳であるというわけです。
松平いを子・大室幹雄お二方の訳は、ヒューリック氏が中国音の英語表記で書いた人名などを多くそのままカタカナで表していました。例えば、判事の副官の一人Chiao Taiはチャオ・タイですね。


これが和爾桃子版になりますと最初は「晁泰」でしたが、後に魚返版にならい「喬泰」で漢字名は統一されたという(どちらも中国語読みでChiao Taiに近くなります)。魚返版とは乃ちヒューリック氏本人に頼まれて日本語訳を行った魚返善雄の『中国迷宮殺人事件』(もしくは『迷路の殺人』)ですが、その語句には原著者の意図が大いに反映されている可能性があります。
残念ながらヒューリック氏は故人なので、今やその創作的意図は必ずしも判明しませんね。
例えば”Poets and Murder”に登場するYoo-Lanが「観月の宴」で「幽蘭」の漢字名を与えられる過程には、訳者である和爾さんの細やかな配慮があって非常に面白い部分であったりします。


ですから、改訳でもあるものの『北雪の釘』には『中国鉄釘殺人事件』を既読の方にも面白いものなんですが、私は『南海の金鈴』同様に積ん読といたしております。

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2006年12月02日

2006年12月の新刊情報

 5日 李志清 『孫子兵法5 栄光の果てに』(MF文庫コミック版・メディアファクトリー
iconicon 8日 北方謙三  『血涙 上 新楊家将軍』(PHP研究所)
iconicon 8日 北方謙三  『血涙 下 新楊家将軍』(PHP研究所)
 8日 小前亮 『飛竜伝 宋の太祖 趙匡胤』(講談社)
 8日 『中国の思想』刊行委員会・丸山松幸ほか 『十八史略3 梟雄の系譜』(徳間文庫・徳間書店)
iconicon 8日 土屋英明訳  『秘本『一片の情』 艶情夜話』(徳間文庫・徳間書店)
12日 王欣太・李學仁 『蒼天航路18(完)』(講談社漫画文庫・講談社)
15日 北方謙三 『水滸伝3』(集英社文庫・集英社)
20日 南條竹則  『鬼仙』中央公論新社
20日 ロータール・フォン・ファルケンハウゼン/吉本道雅訳  『周代中国の社会考古学』(京都大学学術出版会)

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