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2006年04月26日

原泰久 『キングダム』第13話「熱き合戦」

4/20(木)発売の「ヤングジャンプNo.21」掲載分です。
前回、おそろしく存在感をアピールしつつストーリーに復活した昌文君。表紙です。シブイです。
主人公はどこへいったよ。
熱い忠義心から、自らによる秦王脱出の不首尾へ王その人の面前に頭を垂れた昌文君でした。しかし、それを行う潔さと忠誠には、かなりの犠牲を伴ったようです。配下の軍はボロボロ。
そんな彼らにも飯をつくってふるまう貂は健気……を通り越して、ちょっぴり可笑しいです。

さて、脱出作戦の失敗と状況の説明を政が求めて、昌文君がそれを語る流れです。
そこで対峙することとなった王騎将軍のキャラクターが、かなり表面的でなく深み・面白味が出て来て、先の展開を期待させます。

しかし、ここでやっと振られて登場した感の信。
信にとっては、昌文君は漂を連れて行って死なせてしまったような因縁の人物です。いつも以上に目つきが悪くなろうというもの。
昌文君とともに政の身代わりとして同行した漂が、何故命を落とす結果になったのかようやく語られることになりますが……
これは読者としても知りたい事ながら、ちょっとストーリーテリングとしての手法で「実はこーでした」と登場人物に過去話を振り返らせるケースが重なりすぎる印象でした。
過去話が登場するのは歴史物と言うこともあって仕方がないと思うんですが、ちょっと続き過ぎかな。もうちっと必然性のある展開で、作者のご都合で語らせるのではなく登場人物が自然に話すようなところが欲しいですね。
第9話「山の民」で政が穆公と山の民のことを話す辺りは、「語るべきひとが語るべきところで語る(と見せかけて実はストーリー的にはネタ振り&伏線張り)」で素晴らしかったんですが。
毎週連載、多少お疲れが出て来たのかな。
ゆっくりがんばって欲しいです。

投稿者: 冰児