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2005年08月29日

淡路島アートフェスティバル2005

淡路島アートフェスティバル2005ってご存じですか?
わたしはよく知らないんです(←おい!)
なので、詳しくはこちらのページを見て下さいませ。

淡路島アートフェスティバル2005

このイベント。「色歌」の新伊さんが参加しているんですね。
日の出亭という、むかしむかしは料亭だったという空き家の一間スペースで少し古い時代の日常的なくつろぎ空間を作るというもの。その名も「お茶の間ほのぼのプロジェクト」。
日の出亭は元は料亭だったというだけあって、なかなか大きな建物みたいですね。他の亭内スペースではこんなこと(BY富田祐介氏)もやってたり。
床板が無くなって土間になった建物外側の部屋は、柱と横木に囲まれたままの状態で、飛び石の光るこけ庭に。
なんだって、蒲団職人さんぷろでうすのスカイダイビング布団だってぇ?!

で、「お茶の間ほのぼのプロジェクト」は日の出亭はもちろん、アートフェスティバルに参加している何人かのアーティスト連のコラボレーションになっとるわけですね。おざぶがあってちゃぶ台があって南岳杲雲氏の軸がある。そして茶の間に付きもののテレビには新伊さんの映像コミックが流れている──

あ゛ー、こんなところでゴロゴロしながらお茶でも飲みたいですね。
火鉢やかんでも電気ポットでもいいからぽこぽこ湯の沸く音を聞いて、茶器はやっぱり和風に常滑の朱泥で湯飲みは各自の好きな奴。私は黄瀬戸のぐいのみで。お茶っぱは、同じ島な台湾産の烏龍茶とかとか。苔の匂いと茶の香りが混じっていく移ろう時間は、どんなひとときでしょうか。

行けそうもないので妄想します。

9月10日には、新伊さんご本人の来亭があるそうです。
近郊の方は行かれてみては如何でしょうか。ちなみにアートフェスの会期は9月30日までです。基本的にはその間の土日+イベント日のみ開催で、平日の場合は要予約。時間は10:00~18:00。
個人的には、漫画家な新伊秀策氏が放つ映像コミックってどんな間合いなものかと些か興味がありますね。ふ、フラッシュ?とか思いましたが、どーなんでしょうか。聞きかじった話ではDVDで販売されるということです。通販して欲しいものです。なあ、みんなもそう思うだろ?思うよな。思う奴は大人しく手をアゲロ。

ところで、アートフェスのサイトからもリンクされていますが、


は一見の価値有り。日の出亭をはじめ、メインテーマとなっている淡路島の空き家プロジェクトが外観できます。日の出亭のお庭フォトもあります。

私の田舎は東北の湘南などと美称されて、確かに現住の愛知と比べれば夏はすこぶる快適な涼しさだし、冬だってそれほど寒くなくドカ雪が二回降ったら終わり。気候的には過ごしやすい所だと思います。
しかし、歴史と文化の底力を持つ会津や政治経済の中心として新幹線の通る他地域に対して、あまりにも何も無かった。実際には、関東属国の中のチベットなわけですよ。
……淡路島のほうが栄えてるんじゃないのかしら。
なーんて思う、もう八年ぐらい実家に足を踏み入れていない不埒者。ちなみに、ダッシュ村のほぼ真西に20キロぐらいのところなのであった。

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2005年08月24日

「沈夫人の料理人3」 深巳琳子

最近いろいろ読んでいた筈なのに、なかなか書き付けておけませんでした。

深巳 琳子
発売日:2005/07
価格
あまなつ
これは確か、発売日の前日にクロネコで予約中なのを発見して注文しましたね。
「お~、クロネコの予約受付に入るタイトルになったか~」と喜んでいたら、出版社及び倉庫に在庫確認中とかで、手元に届くまで結局10日ぐらいかかっちゃいました。う~ん。コミックは早めに予約しないとダメですな。

さて、今回3巻目まできた沈夫人。
なんだかだいぶ絵がこなれてきたなーという感じで、夫人おきれいです。S女王様・沈夫人とM料理人・李三の関係は相変わらず。いやいや李三の勘違いというか思いこみというか痘痕にえくぼ(?)はますます拍車がかかって、ある意味の様式美をなしてきました。黄門様が印籠出させてははーっと平伏しつつも逆ギレ「こらしめてやりなさい」っていうようなもんですね。

だもんで、意外と劉家(沈夫人の嫁ぎ先)の旦那様との関係がほの見える「Dish.28精進」が面白かった。
旦那様がどっかで吹き込まれた精進の奨めで、劉家でも肉料理を控えようってお話。魚肉を食べてると人心が荒れる、自分は短気だし妻のお前はスネたり泣いたり情緒不安定だろーというお説なわけですよ。
そんな旦那さんに対する夫人の心の声。

「そういうのが好きなくせに。」

お好きなんですってよ。
なるほど、あの妻にしてあの旦那ということですか。
この二人の年の差っていくつぐらいなんだろーかとか、馴れ初めはやはり親の決めた約束なんだろーかとか、ちょっと気になってきました。

それから新キャラとしては、旦那様の新しい側仕えの少年・子安。見目麗しくさわやかで賢い、まったく李三の逆をいく好男子。でも子供。そして、実はかなり悪知恵も働いて、家中での信頼を集めた上であわよくば劉家の財のおこぼれを頂戴しようと言う腹づもりの小悪魔なのであります。
李三との対比はばっちりで面白いのですが、悪魔な格では夫人には及ばないし、男が男いびってもただの嫉妬の裏返しのような気もするので。以降もっとがんばって欲しいものですね。

あとは、李三の兄・李大の再登場で、兄弟麺勝負がヨカッタ。兄弟で転がされる二人。
李大の意外な一面を引き出す沈夫人に脱帽でございます。
奥様って、本当に鎮でも一、二位を争う美人なんじゃないでしょうか。李三がめろめろ~になるような。
一応、深窓の人なので、めろめろ~になってるのは李三ぐらいなもんで時々わすれてしまいます。

人間関係の書き込みが面白くなってきた反面、料理とお話の関わりが薄くなってきたのはちょっと残念ですね。あんまり「おおっ」と思う料理は出てこなかったなあ。
だもんで、ついつい読後に青木正児先生の本を読み返したりしてしまう。
「沈夫人の料理人」の舞台は明代だと思うんですが、厨娘みたいなのが出て来たら面白いなと思います。
厨娘というのは、宋代に流行った超グルマン専用女凄腕料理人のこと。金持ちだけが置いておける、道楽用の調理人で、ネギのお浸しつくるのに根本のちょっとばかり使って他は捨ててしまうような贅沢料理しか作らないそうです。森福都の「吃逆」に出てくる宋蓬仙も厨娘でしたね。
厨娘が李三のライバルに登場したらと想像すると、ちょっと楽しいです。
……この厨娘、中には男装して奥向きに入り込んでいろいろ旨い汁をすすっていたのもいたとか居ないとか。

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2005年08月23日

天覇光芒記 プリンス・オブ・シン (スリムパッケージ版)

発売日:2005/08/26
価格
あまなつ
あの「天覇光芒記 プリンス・オブ・シン」がソースネクストよりスリムパッケージ版で発売されます!

プリンス・オブ・シン(POQ)と言えば、ずいぶん前から探していたゲームでした。
舞台は始皇帝死後の混乱期で、主人公はその遺言で次代皇帝に建てられるはずだった太子の扶蘇です。宦官・趙高の陰謀により偽の璽書で死を賜った筈の扶蘇が、もし生きていたら?というところから始まるストーリーなのであります。
宮城谷昌光の「香乱記」では、扶蘇は史実通り自裁してしまいますもののその娘が活躍していましたね。そんなノリでか、キャラクター紹介を見ると始皇帝時代の人物架空次世代がたくさん登場するようで、かなぁりウハウハ。荊軻の娘やら公子高の妻やら、どーしてくれようかという顔ぶれですよ(もちろん、フィクションキャラクターなのです)。

こちら、カプコン公式のサイトでは、SS付きのキャラや章ごとのストーリー紹介など意外にテキストもりだくさんです。 ソースネクスト版はおそらく廉価なだけで、カプコン版と内容は変わりないと思われます。

実は体験版(英語)までプレイした程で、カプコンから発売当時ちょくちょくPCショップを覗くようにしていました。なのに、店頭で並んでいるのほとんど見なかったのですよね…… で、時が過ぎてそれならそろそろ中古で探す方がいいかと考え直すと、さすがに中古でのモノは出回っていない、という顛末なのでありました。

体験版は今でもDLできます。

天覇光芒記~プリンス・オブ・シン~

4Gamer.net内のPOQに関する記事一覧で、中程の位置「体験版」のトピックからゲットできます。
NPCとの会話でストーリーが進行していく、よくあるドラクエ型のRPGです。冰児程度でも理解できるものですけど、さすがに人名・地名がピンイン表記ですからイマイチぴんと来ないというか。
カプコンの日本語ローカライズがどの程度の出来なのか気になるところ。
ゲームとしての面白さは……RPGなんでシナリオに寄るところが大きいんじゃないかと思います。システムはまあ普通に。五行相克が取り入れられていて、古代中国なイメージも崩していないと思われ。
天覇光芒記 -プリンス・オブ・シン- 日本語版 評価

こちらにプレイヤーによる詳しいレビューがあるので、非常に参考になります。

しかし、プレイしたいなあとは思っているんですが、最近オンラインのゲームにも料金払っているんで直ぐには買わないかもしれないす。あと、年末発売というAOEⅢを控えて、家中をあさったら出て来たⅠをぜひやっときたいという気持ちが……
取りあえずは、月が変わってからかなあ。

それからこれ、元々はたぶん英語圏(カナダ)のゲームです。Strategy Firstが作ってます。(たぶん、というのは、最近のゲーム史上はグローバル化している上、開発費の大きさからみても一ヶ国だけを対象にしていられないから。あのコーエーもオンラインの事業部がシンガポールにあるらしい)
それがカプコンのローカライズで日本語版が発売され(2003)、今回ソースネクストで廉価版が発売されたということなのです。
このゲーム、海外ではどうやら続編(?)らしいものがオンラインゲームになってたりするらしいですね。
名称が「World Of Qin」になっているんですが、イラストやSSのイメージが同じなので。

前、中国武侠映像を探してサーフィンしていたら、カナダのオンラインDVDショップに行き着いたことがありました。カナダって、中華ファン……というより華僑が多いのかなあと思いました。

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2005年08月20日

「アジア麺の道を行く ~宍戸開のふれあい食紀行~」

今日みたテレビの話。っていうか、寧ろ「観られなかった」というお話なのです。
この番組はもともと4月24日の17:00~18:00にNHK-BS2で放送されたというものらしいです。で、8月20日の16:30~17:30に総合テレビで再放送されました。

夕飯つくり始めるにはちょっと早い時間に、ぼけっとしてテレビの電源入れたら宍戸開さんが中国の食堂っぽいところに居るのが映りました。で、なんだか職人さんが麺をのばしているところも出てくる。「ああ、中国料理紹介もある紀行ものかな」と本腰いれてみはじめますと、宍戸開の隣で解説をいれるロマンスグレーな男性が居ます。
どっかで見たことあるような気もするんだけど、日本語もすごく流暢なあちらのその道の人だろうか?とよくよく耳を傾ける。どうも、中国の麺文化に関してかなり含蓄をお持ちの方のようなのです。
あれれ、これもしかして石毛直道さんかしら?石毛さんだよね?石毛先生だべさー!
と、確信する頃には既に後の祭り、番組は総括に入って終わってしまいました。おそまつ。

石毛直道さんとは!と言いますと、文化人類学がご専門で数年前まで民博の館長もやっていた方です。青木正児、布目潮渢、森浩一らと並んで、食文化に興味を持って研究している私が好きな学者さんなのであります。

石毛先生の文章をはじめに読んだのは、高校生の頃の朝日新聞・日曜版コラムじゃなかったかな。
(そんな昔からだったとは、いま思い出して自分がビックリだよ、おい)
彼が特に拘りを持っているのが、世界の麺食文化なんですね。

石毛 直道
発売日:1991/09
価格
あまなつ
面白いのはカップヌードルでお馴染みの、日清食品が行う文化事業「めん探検隊」に関わった一連の活動と研究であります。
http://www.nissinfoods.co.jp/culture/academy/men_road/
でもその一端に触れることはできますが、より詳しくはこちらの本を見る方が良いのです。(文庫も出ていますが、目次つきなので単行本をはっておきます) 内容は、世界の麺文化で最も古いと思われる中国での事例と歴史を柱に、日本も含めた各国の麺食について纏めたものです。

どうやら、番組はこれらの研究の上澄み部分──特に基本となる中国の考察──を纏めた感じのものだったようです。
上記の書籍でも言及されている、フライ麺の原型のような広東省の伊府麺(卵だけで練るのでボロボロにならないよう油揚げして固めてしまう)や究極の極細麺・北京の劉髭麺、「沈夫人の料理人3」でも出て来た撥魚児(ゆるめの生地を棒で細長に湯中へ弾き飛ばしてゆでる)などが紹介されていたのは確認できました。
う~ん、全部見たかったです……また再放送しないかな。

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2005年08月08日

横スクロールができるマウスとモジット

横スクロール可マウス
さいきんマウスを替えました。
九十九電機で一目惚れした、ホイールで横(水平)方向にもスクロール可能なマウスです。ツクモオリジナルの商品で、価格は¥1,680也。
横スクロール可能なマウスは増えてきましたね。でも、見つけた秋口頃はまだ少なく、あってもマイクロソフトのお値段高めなクラスばっかし¥1,680は安いだろ~と気になっていたんですが、「安かろう悪かろう?」とも思いもして、なかなか頼む機会がこなかったんですね。ようやく買って貰いました♪
大きさは手にすっぽり収まるぐらいなので、マウスとしては小さいですね。

使い心地は、どうも最初は慣れませんでパッドも替えたりしてどうにか適合。
実は、今プレイしているMMOゲームの操作がなかなかシビアでして、マウス代えたらやたらと失敗ばかり。手もなんかひきつって疲れるし。
これはもう、元のマウスに戻しちゃおうかと思ったら、前のマウスはマウスでもう手が慣れなくなってる。かなり古くなったマウスなので、反応が遅い遅い。これはもう古いのには戻れないわ~という程の状態。
まあ、しばらく使ってたら新しいのに慣れてきました。

横スクロールは思ったより使用頻度高くないですが、縦書きにしたテキストやサイトを見るには良いですね。後は、行折り返しをしてない大きなデータを見るときとか。表計算ソフトとかよく使う人にもいいんじゃないでしょか。

それから、ホイールボタンの効果設定が色々できるのもナイスだなーと。
コピーorペースト、削除とか、デフォルトブラウザの起動とか選択できていいです。今は取りあえず入力(Enter)にしてます。

最大の難点は、クリックボタンの面積が小さいこと。これが大きかったら最高なんですが。


マウスからEnterができるようになったのが、こりゃ~いいってことで。
ついでにジャストシステムのモジットもインストしてみました。
これ、Internet Explorer上限定ですけど、文字入力エリアにカーソル合わせると、携帯電話的変換機能の入力ウィンドウが開くようになるってもの。入力ウィンドウにある文字キーをクリックすることで文字入力ができるので、キーボードを触らなくて大丈夫。左手でポテチ食べたりコーヒー飲んだりしながらでも使えます。猫も撫でられます。

実際には、キーボード触った方が早えーよ、ってなシーンが多いですけどな。
でも、IDやパス入力とか、ちょっとだけ打ち込むときは便利でした。
わたくし、左手に文庫本やら持って書籍情報をhtmlにおこすこと多いですが、そん時に使えたらいーなああとは思います。商品化するときは、日本語入力の全てのシーンで使えるようになっているでしょうか。

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2005年08月05日

八月上旬発売! ディー判事シリーズ最新訳「柳園の壺」

疫病に襲われ死の町と化した都。人気の絶えた街路に不気味な流行歌が流れる。やがてその歌詞の通りに、都を代表する三つの旧家で変事が相次いだ。錯綜する謎に挑むディー判事と三人副官の名推理

小芙蓉城でもたびたびご紹介しております、ロバート・ファン・ヒューリックのディー判事シリーズ最新刊(翻訳)がいよいよ今月発売になります。
和爾桃子氏の新訳・早川書房(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)による新編刊行が始まってもう四年。一年一冊強のペースで順調に出版が進んでいます。本年は、昨年のハリウッド映画化というビッグニュースを受けて、更に刊行ペースが早まる予定らしいです。 『柳園の壺』は『五色の雲』に続いて今年2冊目です。(今年は、もう一冊ぐらい出るかもというお話)

ロバート・ファン・ヒューリック
発売日:2005/08/09
価格
あまなつ
ちなみに、本日5日からクロネコヤマトのブックサービスでも3~4日以内発送可の状態で書籍データが上がりました。楽天、7&Y、そしてハヤカワオンラインより早いです! でかしたクロネコ。郵政に負けるな(笑)

Robert Van Gulik
発売日:1993/10/01
価格
あまなつ
「柳園の壺」は1965年の”The Willow Pattern”からの翻訳です。ヒューリック氏の手になるディー判事の物語としては、初期構想五作を除いた刊行歴の中で中程時期の作品。
シリーズはディー判事の経歴順としては、なんと最後から二つ目の事件を扱った物語となります。そして、シリーズ全編で唯一の首都を舞台にしたものです!(→こっちは原書の洋書なのでご注意)

悪疫がはびこり皇帝をはじめ宮中が都から退避したなか、治安維持を申しつけられた狄判事(嗚呼!悲哀なる中間管理職!!)のもとで事件が相次ぐという……
エンターテインメントではお馴染み、シティパニック&インフェルノといった様相なのでしょうね。で、そこで活躍するのが、まずはこの人が居なくては始まらない我らが狄判事。そしてヒロインは美人姉妹の楽師ってことは、判事の武闘派副官義兄弟・喬泰&馬栄も大活躍してくれる筈です。副官の三人目は陶侃でしょうか、洪警部かな。わー、楽しみ。

しかし、シリーズラスト二作目ということで、主要登場人物のある人にショッキングな事態が降りかかるのであります。なんとなくその結末を想像して、正直手に取るのも怖くて読めるのかしら~と思っているのですが、きっと読んでしまうのでしょうねえ。
そんな重要な話を、まだまだ未訳もあるうちに先を争って出すのかといいますと、映画化される"Murder in Canton"がシリーズラストの位置を占める作品だからなのですね。そちらはきっと映画に合わせて刊行されるのでしょうが、今回はその前フリみたいなものかもしれません。

ところで、ディー判事ファンの皆さん(特に女性)は、喬泰&馬栄だとどちらがお好きなんでしょうか。
暗い過去と使命に燃えるアニキ喬泰。憎めない女好きながら、単純さのなかに快活と理のある馬栄。
いやむしろ、そもそもその二人を部下にとどめている器量を持つ判事。
それとも、その判事に常に影(執事かアンドレか?!)のように従う洪警部。
もしかして、あのこすっからい世渡り人陶侃に目を付けるとは、姐さんクロウトですな。
と言った具合に、映画エンタメのみならず、志水アキあたりにキャラデザさせてアニメ化しても結構イケるんじゃないかと思うキャラ立ちと思うけふこの頃です(なんでかというとヒゲだから)。
あー、でもーそーなると。判事の命を狙う暗黒組織(いや寧ろ宮廷高官かも)が送り込んだ凄腕暗殺者とか、それを裏で撃退する奥方付き女中に扮した女侠とかも必要だとか考えてしまった……ってそれ、なんだか武田泰淳の「十三妹」ですよね。おほほほほほ。

ちなみに私は、判事の第五夫人辺りを狙ってお屋敷に入り込み、下男あたりと問題を起こしてこっぴどく叱られてみたいです。

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2005年08月03日

2005年9月の新刊情報

上旬 森福都 『漆黒泉』(文藝春秋)
上旬 吉本道雅 『中国先秦史の研究』(京都大学学術出版会)
 6日 金庸・金海南ほか訳  『射雕英雄伝4 雲南大理の帝王』(徳間文庫・徳間書店)
 7日 施耐庵・駒田信二訳  『水滸伝3』(ちくま文庫・筑摩書房)
10日 横山光輝  『項羽と劉邦5』(希望コミックスカジュアルワイド・潮出版社)
10日 王陽明・溝口雄三訳  『伝習録』中央公論新社
15日 ジョゼ・フレーシュ/番由美子(訳) 『遙かなる野望 絹の女帝 第1部』(ランダムハウス講談社文庫・講談社)
15日 田中芳樹 『田中芳樹の運命 二人の皇帝』(講談社文庫・講談社)
15日 岡田英弘 『誰が中国をつくったか(仮)』(PHP新書・PHP研究所)
16日 滝口琳々 『北宋風雲伝11』(プリンセスコミックス・秋田書店)
20日 譚ろ美 『阿片の中国史』(新潮新書・新潮社)
25日 井上祐美子 『海東青 摂政王ドルゴン』(中公文庫・中央公論新社
30日 武論尊・池上遼一 『覇―LORD―3』(ビッグコミックス〔スペリオール〕・小学館)
下旬 加藤徹 『西太后 大清帝国最後の光芒』(中公新書・中央公論新社)
下旬 武田雅哉 『〈鬼子〉たちの肖像 中国人が描いた日本人』(中公新書・中央公論新社)
下旬 森雅子 『西王母の原像(仮)』(慶應義塾大学出版会)

更新 2005-08-23
UP 2005-08-09

■冰児用メモ■
23日 山田風太郎 『戦中派復興日記』 (小学館)

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2005年08月02日

Vote & FreeReview改変中

中華歴史小説の作品別データベースとしても活用しているVote & FreeReview。
人気投票(ランキング)もありますが、データ登録がほとんど無いこともあって余りご利用があるとは言えません。もちろん、それはとにもかくもデータが充実してからの話ということで構わないのです。現状ではほんの目次状態(しかも虫食い)。ちょっとずつ改変しております。
で、今回はその一環として、「ネット中華小説介紹」で採用した4つの【○○度】を汎用してみようと思い立ち、おおまかに値を付けてみました。度合いの設定自体がまだあやふやではありますけども、意外に楽しい作業でした。自分としても、どういう要素を重要視して小説を読んでいるのかが結構つかめた心持ちです。

ブックレビューのサイトさんでは、レビュアーの主観を念頭に「それがオススメかそうでないか」というのが重要視されてますよね。【お気に入り度】なんて数値が付けられていたり。
小芙蓉城では余り意識していないんですが、世の中ではやはりそういう観点を求める向きが大きいのでしょうか。どーですかどーですか? そういうの有った方がいーのかなああああ。
冰児的には、つまんないと思った作品についてはそもそも感想なんか書かないつーか、書いたとしても「面白くなかったんデスヨ」って気持ちを間接的に滲みださせる表現を用いているつーか。
でも、確かに度合いで表示されているとビジュアル的に分かり易いってことはありますね。

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2005年08月01日

2005年8月の新刊情報

 1日 雪乃紗衣  『彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計』(ビーンズ文庫・角川書店)
 4日 金庸・金海南ほか訳  『射鵰英雄伝3 桃花島の決闘』(徳間文庫・徳間書店)
 5日 夏秋のぞみ・李志清  『水滸伝8』(MF文庫コミック版 ・メディアファクトリー)
上旬 ロバート・ファン・ヒューリック/和爾桃子訳 『柳園の壷』(HPM・早川書房)
10日 横山光輝  『項羽と劉邦4』(希望コミックスカジュアルワイド・潮出版社)
10日 施耐庵・駒田信二訳  『水滸伝2』(ちくま文庫・筑摩書房)
中旬 村山孚 『三国志のツボがまるごとわかる本(仮)』(日本文芸社)
22日 清水美和 『中国農民の反乱―昇竜のアキレス腱』(講談社+α文庫・講談社)
25日 皇なつき 『李朝・暗行記』(潮漫画文庫・潮出版社)
下旬 塚本靑史 『刺客荊』(文藝春秋)

更新 2005-08-01
更新 2005-07-27
UP 2005-07-14

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