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2004年05月29日

「東洋奇談」トオジョオミホ

久々に、オークションを利用して購入しました。
実は先日、話題にして『風水譚』以外の作品が欲しくなったのですね。
前々から、他にも(実際はぜんぶで三冊)出ているのは知っていたんですが、どれも入手不可でネット書店では表示もされなかったりするので、意識していなかったのでした。

ふと、気になってサイトを見つけたりしていたら、EasySeekのオークションで一冊だけ発見。しかも、残り時間3時間? ちょっと状態の記載(ホチキス止め云々)には不安があるけれど、稀少っぽい感触の割にはお手頃なお値段でした。
これもご縁かと入札。無事、というか予想通り落札できました。

いや~、かってヨカッタ。トオジョオミホさん、やはり面白いです。
絵は南伸坊さんか坂田靖子さんかというようなトボけた画風で、話がなんとも趣深い。この人ならではと思うようなひねりや落としどころが利いています。
ちょっと派手さがないのが、如何ともメジャーに成り上がれない残念さです。
「東洋奇談」は、アジア各地の民族的エッセンスや民俗をとりあげた中にトオジョオ的シニカルがふんだんに盛り込まれています。それでいて嫌みがなく明るい印象なのは、主人公達が気持ちよいからですね。

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2004年05月28日

「沈夫人の料理人2」 深巳琳子

深巳 琳子
発売日:2004/05/28
価格
あまなつ同じレイアウトで作成
深巳琳子さんのカラーは、なんか味があっていいですね。
肌の色とか独特な陰影の重ねなんですけど、ある意味カラフルで毒々しいです。連載でも、結構カラーがよく入ってるみたい。2巻の表紙は、なかなかイイモノです。

内容については、最後のおまけマンガが全てを語っているような気がする。
「コメディに!コメディになってゆく!」

まさに、その勢いが。

わたくしとしては、そーれほどエロチシズムは感じないんですよね。基本的に、素直でどんくさい奴隷根性のある男性をいたぶっても、面白くなかろうと思っちゃうんでしょうか。
むしろ、2巻では私は愛蓮ちゃんを見ているほうが面白かった!
かわいらしくて賢くて悪知恵も回る。こういう娘を虐めるほうが、屈服のさせがいがあるのではないだろうか。
Dish22で沈夫人が新しく誂えさせた衣装を、なんともいえない表情で羨ましそうに見る顔なんて……。
別の回で派手な帯を欲しがったときは、趣味が悪いと夫人にイビられてましたが。う~ん、コ・レ・ダ。
ほかにも百面相してて、いいです。
深巳さんは谷崎の「美食倶楽部」に発想を得たらしいですね。あああ、久しぶりに谷崎読みたいなあ。ナオミちゃんとか。

料理については、どうも沈夫人のおうちはやっぱり江南のあたりなんだろうかと思いました。秋口と言われる季節に椰子の実が手に入る地域なようですね。しかも、一般人でもそれがどうにか購うことができる、と。
流通が発達しているだけかもしれませんけど、やっぱ長江は越えていないんじゃないかな。
なんだか気にしています。

ところで、今回の帯が少し興味深い。
小学館のビックコミックスなんですが、帯に「試し読み大歓迎!」と銘打ってあるのですね。
さらには、「書店の皆さまへ。この商品は試し読み歓迎作品です。ビニールパックをかけないでください。」とまで。
もちろんビニールはかかって売られていたよというのは、よそのblogでもかなりネタにされてましたが。どうも小学館の青年誌系コミックスに、そういうガイドが入れられているようです。
マンガも売るの大変ということでしょうか。マンガですら、「活字読むのがイヤ」という人が増えているそうな。大きい書店でも売る為か、シリーズ物の1巻だけはビニールもカバーも剥いて見本に置くところが増えているものです。
これも、さすがにきちんと「試し読みしたいのですが……」と声をかければ、書店側も内心渋々ながら開けてくれるかもしれないですね。

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2004年05月27日

ライチ

lizi2.JPG

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

今年もきました、ライチさまっ!!
去年の事情については、コチラをお読み下さいませ。

今年はSARSもないのでゴールデンウィークの頃に食べられるかと待ちに待ってたんですが、あんまり遅いんで心配になってましたよ。輸入うんぬんというより、単にお店で今年は入荷しなかっただけなのかと諦めかけた矢先だったので、うれしさ倍増です。
さー、しばらくは毎日たべまくりです!

このライチさまは、中国のご出身であらせられます。あまり台湾の方とは、大きな差異はないようですね。
皮の色はさほどきれいではありませんが、形がまんまるに近くて濃く甘く、かつ自然な植物の渋みが伴う深い味わい。ジューシーで芳しい香り♪ こころもち、台湾産にくらべると、皮の固さと厚さが剥きにくいほどでしょうか。
メキシコ産は、確実に大きく円錐気味の卵形でしたね。
ちょっと比べてみましょう。
lizi3.JPG
ちょっと小さい表示だと分かり難いかもしれませんが、これも去年のメキシコ産ライチの写真です。

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2004年05月26日

本日の到着図書

「e-BOOK・OFF」に注文していた本が届きました。今回たのんだのはコチラです。

「妖異金瓶梅」 山田風太郎
これが今回の注文のメインです。新しく文庫に纏められてからそれほど経っていないのに、気が付いたときにはもう書店に並んでいないという、いつものパターンだった一冊。まあ、絶版ではないので新刊で注文すればいいんですけど、そのへんはまあ、当方もいろいろ手元不如意でして(笑)
書籍はやっぱり、本屋で手にとって買うのがベストだと思いますねぇ。電子書籍じゃあるまいし。
ちなみに、このシリーズは各出版社で刊行していて、今回のはもっとも作品収録率のよい扶桑社文庫版です。
詳しい感想などは、本コンテンツに上げるとして……
解説をみたら、思った以上に初期の作品だと知って驚きました。忍法帖シリーズより前の著作なんですね。これは連作短篇ではあるんですが、同じキャラクター・設定を踏破した長篇とみると、はじめてのものとなるらしいです。
来月発売の、ディー判事シリーズ新作になだれ込む美しい流れとなりそうです。

「毒婦四千年」柴田錬三郎
こちらも、前々から在庫にチェックをいれて狙っていた一冊。こちらは絶版らしいので、見掛けたらお求めになるのも良いかもしれません。収録作品の発表時期は、上の「妖異金瓶梅」の収録作品とかぶりますが……いやあ、目指すところが違うとこうも雰囲気が違うかという面白さがありますね。

「小説封神演義」   嘉藤徹
京劇研究で著名な、沈香茶亭でもお名前をあげたことのある加藤徹氏が、「嘉藤徹」のペンネームで書かれた小説です。
コチラに著者自身の詳し過ぎるほどに詳しい解説やら、後書き転載があります。


実は、このご本人のコメントなどをみて欲しくなりました。

「SUN -山田浅右衛門-」2巻 津寺 里可子
今回の買い物で一番のギャンブルだったのがこれ。始めて読む漫画家さんの作品でした。しかも、2巻からだし(笑)
山田浅を少女漫画にしているなんて、これは興味津々。最寄り書店にあったら1巻からかうんだけど、例によってナイ。ボニータコミックスの揃え自体がない(^◇^;)
丸ペンでさらさら書いた感じの、いかにも少女漫画的白い(笑)画面でかなり驚きましたが、面白かったです。主人公吉寛とその相棒(?)鉄次、あと2巻で出てきた杉田玄白がマゲ結ってないのは、少女漫画的お約束ですなー。
そこらとか、町娘が侍に気安く話しかけちゃダメよーとか、気になるところもないワケではないのですが。腑分けの話とか、心中のたわけた流行、虚弱で言語障害があったという将軍家重と息子家治の交流と、結構おもしろいテーマがとられていて感心しました。浅右衛門を取り上げているだけでも十分だとは思ってたんで、堪能しました。

心中ばやりだったら岡本綺堂の「江戸情話集」 山田浅右衛門ならやっぱり、綱淵謙錠の「斬」か渡辺淳一の「項の貌」もいいですね。
ちなみに、山田浅右衛門は世襲名なので扱われている浅右衛門は代が違いますが。さらに、「SUN」と「無限の住人」に出てくる浅右衛門は、同じ吉寛です。あんなに違うけどね。うぷぷ。

最後になぜか「究極超人あーる」文庫版を全巻買ってしまいました。
これは相方が欲しがってたものなのですが、買ってあげたら想像以上に喜んで驚きでした。なんか色んな意味で青春を感じる作品みたいです。
私自身は、あ~るというと火浦功のガルディーン対談でしょっちゅうネタにされていた事で興味深いだけで、正直なところ「いま読むと古い構成だなー」という感慨が強いんですけど。(つまんないということではない)
あ~るには、思った以上に感情がある。ご飯を食べないとお腹が空くじゃないか。


余談ですが、2~3ヶ月に一回ほどの頻度で出物があったときを目途に注文しています。最近は「e-BOOK・OFF」ばかりですね。
前は、「古本市場」と半々ぐらいだった筈なんですけど、あちらはここんところ古本の入荷が芳しくないような気がします。時間のあるときに、いろいろ思いつく作品名や作家名で在庫検索しても、ヒットする割合があんまりよくないのでした。そういう意味では、お薦めはやっぱり「e-BOOK・OFF」
でも、「古本市場」も油断のできない在庫が入ることがあるんで、ハンターとしては怠りなくというところでしょうか。

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2004年05月24日

『風魔一族』 海音寺潮五郎

『風魔一族』 海音寺潮五郎
光風社出版
1981年4月20日
ある意味で、海音寺さんもこんなものかと安心しました。エンターテイメント色の強いものも、歴史物・史談同様に超一流とはいかないようです。 逆説的に、海音寺さんはやっぱり年代が定められたり史上の有名人が出てきたりしなくとも、背景に大河のようにゆったりとした歴史のうねりが感じられるものを書かせたら、最高なのだろうと思います。

小田原滅亡後、浪人となったもと北條氏の遺臣・庄司甚内と、その因縁ある友・飛沢甚内、そして、高坂弾正の一子で島左近に仕える高坂甚内。この「三甚内」が狂言回しとして、それぞれの立場で会津討伐で赴いた家康のいる江戸に集う、歴史活劇小説! ……かなぁ?
横糸として、主君を失い扶持離れした風魔小太郎小次郎親子と一族と、クグツもどきの女歌舞伎一座も絡んでの、斬った張った惚れたでくんずほぐれつになるかと思いきや、そこまで溢れる面白さにはなりませんでした。

遊芸と信仰のはざまに位置する職能については、興味のある事柄なので、女歌舞伎たちの登場はなかなか読んでいて楽しかったです。出雲阿国の隆盛や家康東行にともなう三河万歳なんかを思い浮かべますね。
しかし、作中では出てきただけで話にそれが深くかかわるわけでも無いのが、さびしいものでした。
軍兵衛が当時まだ珍しく、三味線というよりはその原型となる沖縄の三線(さんしん)・蛇皮線らしきもを携えて蘊蓄かたるあたりはワクワクしました。けど、それも本線にはあんまり繋がらないのです。

風魔一族や女歌舞伎一座の吹き針使い・白縫ちゃんと侏儒・軍兵衛などが登場するとなると、どうしても山田風太郎の忍者ものと直接ひき比べてしまって、物足りなさを感じてしまう。
山風作品の魅力は、ある時代を取り上げたとき、年表を横断するように、普通なら関わり合いは無いはずでも同時代人ということで物語の中に織り込んでしまうことに感じています。また、切り出した人物相関の中で、主役脇役悪役それぞれ等しく愛情と描写を与える。逆に物語りで不要、もしくはそれが必要なものであるなら、どんな魅力的な人物でも死をあたえる。その爽快な残酷さが、あくまでも小説の面白さに捧げられているのが、すごいところです。

しかし、歴史性を第一義に考えれば、こんなことは在ってはならないこと。しかし、小説という、突き詰めれば虚構でしかない表現形態を用いる場合は、史実は第一のものではない筈です。目指すのは、物語の着地点とかキャラクターの面白さとか、それは作家次第。
ここの匙加減が、歴史小説・時代小説の難しい部分であるのですが。

「風魔一族」は、歴史うんぬんより物語の面白さをまず追った作品だとお見受けしましたので、そうなると各登場人物の魅力や物語り中でのそれぞれの終着地を描き切れていないと思いました。
流れ流れて~って感じの終わり方が、ある種、歴史小説的ではあるのかなぁ。

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2004年05月23日

Linksに1件UP
  「POPPY」

Linksに1件ひっそりと追加いたしました。

過日、「沈夫人の料理人1」 深巳琳子で話題に出しました、「精進」(『風水譚』収録)を書かれているトオジョオミホさんのオフィシャルサイトです。

あまりたくさんは描いておられなくて、しかも現在新刊書店は作品ぜんぶが入手不可で、さらにサイトも更新が止まっております(^◇^;)
しかしオンラインコミックとして、主に本に掲載されていない作品を見ることが出来ますので、おすすめです。
私は、「阿里山」がお気に入り~♪

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2004年05月22日

『怪・力・乱・神 クワン』の第3巻

わーい。待ちに待ってたクワンの新刊が出ました~。バンザーイ。

公式サイトの方で、トップになってた絵がやっぱり表紙でした。↓


それでわかるとおり、奢莪と新キャラ于吉タレメが大活躍でした。襄楷もけっこう出張っていましたが、于吉センセイ登場の前振り役かなーっと云うところ。
クアンは、かわいさ満載鼻血ブー。

ヒゲ界(ご本人のサイトをみれば分かる)満載で、幸せそうに書いていらっしゃる!

怪物とか妖怪は結構「山海経」ベースで、古代民族ごった煮の系統だってない中国神話っぽさがあってとても好みだったんですが、やっぱり出てきてしまった「封神演義」エッセンス。
封神も嫌いではありませんけど、もー、お腹一杯なところもあります。あんまり封神のヒエラルキーや世界観は入れすぎないで欲しいなと、ちょっと心配。

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2004年05月21日

「無限の住人」 沙村広明

またちょっと刊行スピードが安定してきたような「むげにん」
前巻からの流れで、今回楽しみの登場なのが山田浅右衛門!

……でしたが、う~んジジイだったorz
ある意味キてて真面目でイメージに外れてはいないんですけど、どーみても脇役ポジションだわなぁ。
もうちっと若くて、筋に食い込んでくれるのを期待しちゃってたんで、残念でした。

逸刀流も一時離散中で、ちょっと竜虎相打つ感じがなくなってますねぇ。
敵が味方にはならないまでも、感情的には対立できなくなるパターンになってきてるんで、だるーい雰囲気。山田風太郎ばりに、敵も味方もバッタバッタ死んでいくぐらいの勢いがないと、撃剣活劇はこういう落とし穴に陥ってしまいますな。

なんか最近、漫画づいてるなぁ……

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2004年05月20日

モカ・マタリ

ここのところのコーヒーは、モカ・マタリを飲んでいます。コーヒーの銘柄では、いちばん最初に好きになって覚えたもの。
昔は胃のためミルクを入れることが前提で、ストロングでコクのある系統を好んでいました。
けれど、ストレートでも楽しめるようになったら、なんか違うような……(そもそも、ミルクなしでもいい軽いものを飲めばよかったわけだが)
モカの香りが好みなのは、間違いないんですが。

前回の残りモカ・ジャバも合わせて飲んでいるけど、こちらは焙煎がなんだか気になります。同じ店のモカ・ジャバを前にも飲んでいる筈なのに、前より焙煎が強くて雑な感じ。
う~ん、自家焙煎は新鮮さを生かす為だけじゃなくてオリジナリティも表現できるのも魅力な筈ですが、店舗・焙煎人単位でのブレってのは、どこら辺までが許容範囲なのでしょうか?

コーヒーの要素と言えば、香り、酸味、苦み、そしてコクと甘み。
酸味、次いで苦みが苦手なのは判っていたので、それらが特徴な豆は避けていました。しかし、飲み慣れてきたら、さすがにその辺はバランスが肝要だなと。それぞれの要素の、千変万化の組み合わせがやはりその豆の個性を作り上げているのでしょう。苦手な酸味も、他の要素との相互作用では魅力となる可能性があるのです。

ところで、「モカ・ジャバ」というのはシングル・ビーンなのかブレンドなのか、気にしていませんでした。
調べてみると、アラビア産のモカとインドネシアはジャワ島産の豆のブレンドだそうです。コーヒーの最初のブレンド銘柄だと云われているらしい。

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2004年05月19日

「沈夫人の料理人1」 深巳琳子

深巳 琳子
発売日:2003/06/30
価格
あまなつ同じレイアウトで作成
今月末に続刊が出るので、買ってきました。
いやあ、見つけたら買う気は満々だったんですけど、最寄りの書店で置いていないんですよね。いつネットに注文しようか間合いをはかってたら、発見。出版社や作者名がうろおぼえで、ちょっと鈍ってました。
連載時に何度かまだらに読んでいたこともあって、欲求がそれほど刺激されていなかったのも一因。

纏められたものをみて、まず関心したのは張競氏が強力に名を連ねていたこと。なるほどねぇ。
氏は『中華料理の文化史』(ちくま新書)で、私にはとてもお馴染みです。あの本は大変おもしろくお気に入りの一冊なのです。漢籍史料にあたったり、自身の体験に基づくレポートをまじえて、時に整然と時に胡散臭く中華料理史をかたっておられます。

だもんで、作中で紹介されている料理にも度胆をぬかれるって程ではないんですけど。料理自体は、『中華料理の文化史』のうんちくのほうが面白いし、耽溺振りとしては「随園食単」でみえる袁枚のほうが沈夫人よりスゲーと思ってしまう。
するとやはり李三と沈夫人との
でも、バランスがよくて楽しめる話ではありますね。
「龍井蝦仁」も出てきたし。庭先でとった茶葉をつかって「龍井」の名を冠せるのかな?ってツッコミいれつつ。

個人的に、漫画で中華料理と歴史をかたっている秀逸な作品というと、「MASTER KEATON」の11巻収録の「特別なメニュー」をあげます。
食事がまずいまずいと云われるイギリスの、ソーホーにある香港系中華街が舞台です。
とある老舗の中華料理店の頑固親父がつくる味。その店主に認められない、香港生まれのイギリス人料理師がこだわる懐かしい味。そして、日英のハーフである主役キートン氏が、横浜の中華街で食べた味。
その味を繋ぐ、ひとりの偉大な人物の誕生日が自分と同じであることも手伝い、印象深い話でした。
これに出てくる月餅が、すごい美味しいそうなんですよね。なんと「干し柿」を使った月餅。
料理の絵とかが、美味しそうなわけでもない。レシピが懇切丁寧で味を、激しく想像させるってわけでもない。思い出となって残る味覚の情報が、刺激する感じ。


もうひとつは、トオジョオミホさんの「精進」(『風水譚』収録)
道楽者の主人公の食い意地は、沈夫人に劣りません。坊主の身の上になっても、食い道楽の虫はおさまらない。寺の料理人と張り合って、うまいもんを食すためニセ肉づくりに励むという有様。
タイトル通り、それが精進料理の由来になるって筋ですが……生臭はつかってなくても見た目は、なまぐさもの。肉や魚たべたいたべたいと思いつつ喰ってたら、修行になるんかいの?という、中国的本音と建て前がよく出ているなーと関心します。
モトネタは森枝卓士の「アジア菜食紀行」かと思いつつ、よく昇華されていますね。

そういえば、これにも美味しい料理として「涮羊肉(羊のしゃぶしゃぶ)」がでてきたっけなぁ……
煌如星シリーズでも祥ちゃんがよく、ガツガツと喰ってた。
「随園食単」には出てこないメニューです。
それによれば、羊は南方では家庭に当たり前にあるようなものではないのだそうな。一応、たしなみとして知っておかないとみたいに云ってまして、袁枚さんは、清代の杭州あたりの人です。
宋の開封を活写した「東京夢華録」では、羊は結構おおいみたい。
そーすると、沈夫人一家は長江より北には住んでいそうです。 冬も、結構さむそうですし。
でも、茶の木は生えてるんだよね……

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2004年05月18日

真樹操(ほぼ)読破

週末、市図書館の別館で『異色時代短篇傑作大全2』を借りだしてきました。お目当ては、真樹操の「竜脈」です。
これで、彼女の作品は把握しているものは一通り読んだことになりました。

「蘇州狐妖記」と「金陵城内記」のシリーズ作品を除いて、短篇の作品はみなアンソロジーの一編としての収録か、未収録。好きな作家なので、ちょっと悲しい状態です。
新作も、さすがにもう夢かなぁ。

そしたら、復刊ドットコムにこんなリクエストが上がっておりました。手に入れにくくなっているのは知っていましたが、そこまでとは思いませんでした。まだ、丁寧に古本屋を探したら¥100ぐらいで出てきそうなんですけど。
まあ、面白いものなので、また目に触れられるようになるならそれが一番です。
しかし、「真樹操の作品」というより挿絵の坂田さんからのアプローチっていうのが、ファンとしては一抹の寂しさをおぼえます(^◇^;)
ご興味のある方は、ぜひ投票してみて下さい。

……実は、うちの本棚には2セット分が並んでいたぁりして。

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2004年05月17日

『王朝』 海音寺潮五郎

海音寺 潮五郎
発売日:1987/04
価格
あまなつ同じレイアウトで作成
『王朝』 海音寺潮五郎
富士見書房時代小説文庫
1987年4月20日

武蔵の住人秩父次郎季高は、京都嵯峨の山荘で高貴な謎の女と一夜を契り、逢瀬を重ねる。やがて季高は検非遺使少尉に任命されるが、女は季高の前から姿を消す。京の町に跳梁する盗賊団を捕えるべく、その巣窟に向かった季高が見たものは、紅い水干に白絹の袴、舞楽の面で顔を覆い、女のようになまめかしくしなやかな賊の姿だった……。名作「まぼろしの琴」をはじめ、数奇な運命にもてあそばれる平安人物群像を、豪壮・優婉に描く傑作王朝絵巻。(表紙見返しより)

「まぼろしの琴」
「蘆刈」
「しずのおだまき」
「和泉式部」
「妖術」
「有為の奥山」
「守護神」
「好忠の怒り」
「つわもの」
「東夷」
「愛欲と陰謀」
「法皇行状録」
「春宮怨」
「曠野の恋」

じっくり海音寺潮五郎の『中国妖姫伝』を読んでいるついでながら、思わずこれはさくさくと読んでしまいました。この人はやっぱりすごい、好きな話を書くなあと、ほとほと思ってしまうのです。
ここでいう「王朝」というのは、日本の平安王朝期のこと。歴史的な時代区分というよりは、王朝文学などというような文化史的な意味合いがより強いでしょうか。
潮五郎さんの云うところの王朝も勿論、平安時代です。とはいえ、それらを担った王朝貴族と同じぐらい、次代をになうことになる板東武者の姿も描いています。「平将門」がその集大成ということになります。
「平将門」は地縁的な興味から、私の時代(歴史)小説の読み初めと言っていい位置の作品でした。今回の「王朝」からは、かつてそれを読んだときの面白さ、歴史=武士、武人の戦いだけではない、生きた全ての人々の息吹が寄り集まっているものなのだという感動が再びよみ上がってくるのでした。それ以前は、やっぱり歴史と言えば戦国時代の国盗り合戦みたいな印象が強かったのですね。
公家と武家が交じり合うあたり。武士といっても、まだ貴人のそばに「侍ふ者」という性格をまだ残しているような頃です。古い価値観と、新しい価値観が入れ替わる変換期というのは、それだけでも惹き付ける力があります。

あと、女性の書き方がいい。
この時代は、家における女性の位置や意義も変わったといわれています。妻問いという、男が女性の家を訪ねるかたちで結婚が成立します。しかし、まつろわぬ者もまだ多く、家格の釣り合う家が離れている開拓地の性格もある地方では、嫁取りの形態も多くなっていきます。
自由恋愛で開けっぴろげな感覚から、略奪婚のような禁忌を伴うものもあり、恋愛のかたちが多様に生まれてくる時期。ガッチリ枠組みができた時代より人間の本性がでていて、現代人にも受け入れやすいのではないでしょうか。

『中国妖姫伝』の中国ものと同様、こうした一連の王朝ものは戦後のGHQによる検閲から自由なジャンルだということで海音寺が着手したものでした。中国ものが、如何にも大陸的で鷹揚な雰囲気の文章で書かれているのに比べて、『王朝』に納められた作品には日本的な湿度と奥行きをを感じました。
とはいえ、バリエーションとボリュームにとんだ一冊であり、読み応え十分でした。お腹いっぱい。
『続王朝』も読みたいものですが、こちらはなかなか入手困難な様相です。

「まぼろしの琴」なぞの姫君と、それに夜ばいかける板東の荒武者・秩父ノ次郎季高の恋。
没落した姫君の悲惨さ、それ故の浅ましい女の生も「平将門」では描かれ、将門といっしょに京女の浅薄さに憤ったものです。琴つま弾く彼の姫は強く生きましたが、それ故また哀れです。テレビドラマ化けされたことがあるらしいです。
「蘆刈」
貧しいながらもつましく暮らす、二組の隣合い住まう夫婦。しかし、その果てはかくも相へだたる行く末となったのでした。ほの暗い薄気味悪さでの終わりが印象的でした。
「しずのおだまき」
平治の乱後、玄晃は所領も召し上げられて妻の実家からの仕送りで世過ぎをする身の上。そこへ富貴の姫との結婚話が持ち込まれることに。
乱れた世にあらわれた「くぐつ」たちが鍵となります。こういう河原者や遊芸の民は好きなテーマなので、おもしろかったです。豪気の武人もいいですが、抜けた人がまた海音寺さんはいいですね。
「和泉式部」
平安の恋多い女性として名高い和泉式部。その彼女の、公的には最後の男性であった藤原保昌
が、彼女の葬儀に訪れるところから語っています。
「妖術」
滝口ノ道則は「金の使い」として陸奥にくだる途中、宿をもとめた郡司の家で美しい女に出会います。当時のならわしに従い、そのまま夜具の中へと忍んでいきますが、そのとき道則の体に異変が……
世間一般の潮五郎イメージを払拭する、可笑しげな一品。しかし、こうした妖異譚は『中国妖姫伝』中のもののほうが大陸的スケールに合致していたように思います。
「有為の奥山」
色好みの平安男児として「平中物語」に描かれ、在原業平とも列び称されて諸々の文学作品でも多情者ぶりを発揮する平中こと平貞文 。「平中物語」第三八段、 「大和物語」 第一〇三段、 「今昔物語集」 巻三〇第二に収載されている話をもとにしているようである。
「守護神」
生臭坊主の権硯は、随従の職を失い打ちひしがれて帰京する途路、賊に金もないのに囚われてしまいます。果たしてその運命や?
滑稽味のある話で、権硯の人間くささと落としが微笑ましいものです。
「好忠の怒り」
寛和元年、円融院の「子の日」野遊びを催した際に、曾禰好忠は召されなかったのに推参して追い出されたという話が、『大鏡』や『今昔物語』にあります。そのエピソードを取り上げたもの。
そこに好忠の娘の恋をからめて、当時の中流階級の結婚のかたちが顕されていて面白いです。
「つわもの」
頼光の四天王の一人とも云われ、『今昔物語集』にある、逢坂山の大盗袴垂とのエピソード(巻第二十九「袴垂、於關山虚死殺人語第十九」)にも剛の者として顕れる平貞道の話。
同じく、『今昔物語集』巻第二十五にある「依頼信言平貞道切人頭語第十」を翻案したものです。艶めいた脚色をしてはいますが、筋はそのままです。しかし、王朝期の武士が多く世の無常を悟って出家、または遁世したことを鑑みると……作者の脚色も、あながち遠いものではないのかもしれません。
ちなみに貞道は、村岡五郎と呼ばれた平良文の息子です。
「東夷」
保元の乱を目前にした、争乱の京。板東より駈け上った武士たちの中で、若くいちばんの勇士として名高い渋谷ノ正成と金子ノ国高は、恋もいくさも競い合う間柄なのでした。
「愛欲と陰謀」
大鏡に見えるその退位の説話が、安倍晴明とも関わりあることで有名な花山天皇。その在位から退位にいたるまでを……。このエピソードはいくつか取り上げられている筈ですが、関係者の駆け引きが一番わかりやすく読めた気がします。
「法皇行状録」
上の「愛欲と陰謀」に続くかたちです。この二編は史実の人物である花山院が主役に遇されているだけに、どろどろとした宮廷の雰囲気に満ちた作品です。悲劇の天皇のイメージが強かった花山院がねぇ……という感慨をいだきました。
「春宮怨」
大納言が、掌中の珠として愛おしむ姫。しかし彼女が夢みるのは、遠いみちのくの鄙の景色だったのです。一度はそれを手に入れる姫ですが、再び遠い儚きものと消えてしまうのでした。
(1948年「サンデー毎日十人集」初出?)
「曠野の恋」
源頼信はかつて任じられていた板東から手に入れた名馬を、息子の頼義に与えます。が、竜馬の声も高いその馬は馬盗人に狙われて、頼義を奪還のために板東の地へと誘います。
「春宮怨」と「曠野の恋」は、京の都から別天地の板東へ主人公が旅立つということでよく似た雰囲気の作品になっています。女性版と男性版みたいな感じですね。頼信は武家ですが、板東武者よりちょっと公家寄りです。
違う世界へ踏み込んでいく、ファンタジックな展開が楽しいです。結末は、ちょっともの悲しいですけど。

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2004年05月16日

一番すきな「UVA」

ひさびさでウバを飲みました。しばらく切れていたのですが、先日あたらしく入手したのです~。
セイロン紅茶のウバは、紅茶の中でもいちばん好きな銘柄です。紅茶を飲み始めた頃は、これで淹れたミルクティーばかり飲んでいました。
そういう面から考えると、単に三つ子の魂百までも……かもしれない。
しかし、それを覆すように新たに封をきるたび、好みのものであると確認するのですねぇ。

実は、ウバには大別して二系統の風味があるといわれます。フラワリー系とメントール系。
フラワリー系は、それこそ花のような芳しい香りが特徴です。一方のメントール系は、しゅっと口を収斂させるような爽やかな渋みが魅力。どちらもウバの個性ではあるのですが、それぞれがより強いものということで分けていわれることもあるのです。

私の好みは、どうもフラワリーな香りを強く求めるもののようなのです。ところが、国内に輸入されるものはメントール系が多く思えます。
今回のウバも、香りはあんまり理想ではありませんでした。あくまで、ウバの中での話ですけど。

理想のウバはもう、記憶の中にしかありません。
今となっては、理想化し過ぎているだけなのかなと思いますが。

とはいえ、ウバはウバ。ほかのお茶より旨いと思うことには替わりはないのだったりして。

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2004年05月15日

モスに新しいFISHが!

きのう、近海の漁師さん直送新鮮魚をいただきまして、マタカは焼き魚がいいと云われたのに全部サシミにするのでした。その為に研いだ包丁のおかげで、今日になってちょいと指を切ってしまいました。くわばらくわばら。

洗い物はツライので、手抜きと気分転換を兼ねて夜はモスで済ませます。そしたら、なんと新商品のポスター発見!
次の季節メニューは、「カツオ」
匠味以来、ニッポンのバーガーというのを押していく魂胆らしいです。

魚のバーガーといえば、フィレオフィッシュ。骨のない白身魚の切り身を、フライにして挟んだものが定番すぎるほどに定番ですね。
カツオは赤身でその真逆とも言えます。ミンチにして、ほとんど肉と同じようにパテにするみたいです。付け合わせは穂先タケノコ。
お値段も¥380というのは、¥300前後なモスのレギュラーバーガーからすると、ちょっと豪華。
また面白そうな一品ですね。

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2004年05月12日

Linksに1件UP
  「MOOR」

Linksに1件こっそりと追加いたしました。


来月に、たぶん初の商業誌単行本『墨戯王 べいふつ』が発売される、佐々木泉さんのサイトです。

雑誌漫画はほとんど買わないので、ちらっと見たことがあるだけですが、『墨戯王 べいふつ』にはかなり期待しています。もともと綺麗かつ墨絵のように筋のある作画なのに、あの米ふつが主人公なのですよ!
彼のキャラクターも愉しみ、宋代の中国舞台も期待の一冊になりそうです。

ふつについては、大修館書店あじあブックスの塘耕次 著「米ふつ」か、井上祐美子の短篇「潔癖」などをどうぞ~。

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2004年05月10日

プラグイン

機能がひろがるということで、Movable Typeのプラグインを入れてみました。

今回いれたのは、まずカテゴリに関わるプラグインをふたつ。


[CatEntries]は特定のカテゴリを指定し、それを表示するかしないかを選ぶことができるというものです。
<MTEntries>の代わりに<MTCatEntries>というタグを使えるようになります。<MTEntries>はcategory属性の記述で表示するカテゴリを選択することはできます。が、任意のカテゴリを表示しない(exclude属性)、或いは表示するカテゴリとしないカテゴリを同時に指定することについては<MTCatEntries>によって出来るようになります。(include属性で含めるカテゴリを指定)二つ以上の指定は、「,」で区切ります。

[FilterCategories]もだいたい同様の機能です。やりたいことは同じだけど、タグを使う位置が多少ちがうというところでしょうか。
<MTFilterCategories>と<MTFilteredEntryCategories>のタグが使えるようになります。

<MTFilterCategories>は、デフォルトのコンテナタグ<MTCategories> か <MTArchiveList >の中にいれて使用します。exclude属性とinclude属性の指定でカテゴリ表示にフィルタリングをかけるのは[CatEntries]と一緒。(ただし、指定カテゴリは「|」で区切る)
exclude_archive_caの属性も使えますが、これはまだちょっと使用感が判らない。たぶん、archive template内で使用して、任意のカテゴリを排除したアーカイブをつくれるのではないでしょうか。やってみないと確信は持てないのですが。

<MTFilteredEntryCategories> は<MTEntryCategories>に置き換えて使用します。使用できる属性は、<MTFilterCategories>と同じ。

この二つプラグインで、カテゴリ単位の表示が自由に取捨選択できるようになるので、カテゴリタイトル=普通のサイトでのコンテンツ・タイトルとして、ガイドすることが出来ると思います。

実はこれも入れてみました。デフォルトの<MTEntries>の代わりに<MTGlobalEntries>が使えます。 これは、設置されたひとつのMovableTypeで作成しているすべてのblogから、データ取得することができるというものです。 目論見ではこれの導入により、アーカイブやカテゴリ単位でエントリーの表示順を切り替えられるかと踏んだのですが……無理っぽいす。やれるかもしれないけど、そうなると最初のプラグインふたつで実現できたカテゴリ単位の表示の切り替えが出来なくなりそう。そこらが補完されていないのですね。(別開発だから当然ですが) 表示順の切り替えは、Nucleusなど他のCMSなどを含めても、細かく切り替えることが出来ないらしいですね。根幹的な機能だからでしょうか。

上り順にしたいコンテンツと下り順にしたいコンテンツを、別blogで構築。さらに、カテゴリ単位での分別の加えて構成すれば、かなり高機能にカスタマイズはできそうです。
ですが、その組割りを考えるのが難解です。これが簡単にできるようだと、プログラムの変数なんかも恐くないのでしょうねぇ。ああ、数学的な思考能力が欲しいものです……。

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2004年05月09日

更新履歴の再設置

やっぱり不具合ぽいというか、そもそもMovableTypeなのに他のシステムを挿入するのもおかしいので、PHPによる更新履歴用のスクリプトは撤去することにしました。以後、全体的な更新情報などは「更新履歴」のカテゴリをMovableTypeで作成して表示します。
トップページの右上(カウンタ下)に表示されるタイトルだけで、おおまかな内容が取れるようにいたす所存です。勿論、具体的な内容や一言も添えていくつもりなので、リンク先を参照してもらえばそれも見ることが出来ます。

実は、この形式に踏み切る理由として、MovableTypeのカテゴリに関わる表示の自由度が想像以上に高かったことがありました。
当初、MovableTypeインストール前も、その点への期待は確かに高かったのです。しかし、手探りのまま活用し切れていない間は、それができない(低い)印象だったのですね。ところが、タグの理解が進んだことやプラグインの設定で、かなり思いのままに構成できるようになったのです。期待通りでした。

今回、新刊情報や更新履歴のカテゴリ表示で、新たにプラグインを活用してみました。(いれたプラグインはコチラ
これで新刊情報をアップした際、トップページの表示部分へ二重にエントリが表示されるということがなくなりました。大満足です。左下のBLOG MENU にも、サイトMENUとして流用したカテゴリ(新刊情報や更新履歴など)は表示されなくなるので、たいだい思惑通りの構成になってきました。小説情報やレビューのページもMovableTypeで管理するという野望に、一歩近づいた予感です。


ついでに、Pick Up Authors の各作家へのリンクも折りたたみにしてみました。無駄に縦長だったMENUも、ちょっとはコンパクトになりましたでしょうか。
あとは改訂した項目の説明や新旧の差異をまとめて、Read First の書き直しとか……コンテンツもきちんと整理しなおしていきたいですね。五月中に片づくといいのですが(^_^;

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2004年05月07日

2004年5月の新刊情報

 6日 渡邉義浩 『エピソードで楽しくわかる「故事成語」』(PHP文庫・PHP研究所)
 7日 瀧本弘之編著 『中国歴史人物大図典 歴史・文学編』(遊子館)
 9日 宮城谷昌光 『宮城谷昌光全集 第十九巻 子産』(文藝春秋)
10日 横山光輝 『三国志14(全25巻)』(希望コミックスカジュアルワイド・潮出版社)
10日 久松文雄・久保田千太郎 『秦始皇帝野望編』(SPコミックス・リイド社)
13日 村上知行:編訳 『完訳 三国志2 孔明出陣の巻』(光文社文庫・光文社)
20日 柴田錬三郎 『英雄三国志4』(集英社文庫・集英社)
22日 志水アキ 『怪・力・乱・神クワン3』(MFコミックス・メディアファクトリー)
23日 寺島優・李志清画 『決定版 三国志3 連環の計編』 
            『決定版 三国志4 淮南の勝利編』
 (MFR・メディアファクトリー)
25日 田中芳樹 『隋唐演義3 太宗李世民ノ巻』(中公文庫・中央公論新社)
25日 仲路さとる 『叛三国志1』(歴史群像新書・学習研究社)
25日 横山光輝 『殷周伝説14(全21巻)』(希望コミックス・潮出版社)
27日 芦辺拓 『紅楼夢の殺人』(文藝春秋)
28日 深巳琳子 『沈夫人の料理人2』(ビッグコミックス・小学館刊)

更新 2004-05-07
UP 2004-04-13

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森福都のHPもblog化!

森福都さんのサイトは以前から、リンクしていましたが、いつのまにかこちらもblogでの運営になった模様です。なんとダバディさんとか、有名人も多く利用しているココログ。
個人的には、ばりばり何か語って欲しいところですが、いままでのサイトと変わらず新刊・雑誌連載情報のみお知らせしていくようです。ちょっと残念。

過去の情報(2002年以降)も移行してあるのは、小芙蓉城と同じ戦略ですねー(笑)

ところで、ただいま別冊文藝春秋で連載されている「漆黒泉」
中国ものか否か確かめたいと思うのですが、連載開始時から気にしているのに、書店で見つけることができていません。
酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」にもチェックいれたいのに。う~む。

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2004年05月05日

更新履歴の設置

以前も使っていた更新履歴を、一年分のデータごと移行させてきました。
メニュー枠に入れ込んだので、ちょっと微妙な配置です。おまけにPHPのタグかなんかが、MovableTypeと作用して、トラックバックデータへリンクしてしまっているようですね。気にしない方向で宜しくお願いしたいです。
そのうち、移動または変更させるかもしれません。
そもそもコンテンツその他のヘッドライン等を、自動的にトップページに反映できたらいいなーということでのMovableType導入です。でも、blogページと普通のページを混在させていくとなるとしている現状では、ふつうの更新履歴もあったほうがよかろうということで。

今までの流れのコンテンツはそれはそれ、blogはblogでインデックスをつくればよかったかなーと思わんでもないですが……あんまり器用な頭がついていないので、一カ所に纏まっている方が、本人おちつくのです。
コチラで書きました通り、しばらくは混在で。トップページに中華小説関連の新刊情報と雑記の最新が表示されるだけだと思って下さい。

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2004年05月03日

ムンド・ノーボ&モカ・ジャバ

今月のコーヒー。
最近はまた少し、何を飲んだらいいのかわからない気分なので、そのときのお店のお薦めやセールになっているものを適当に選んでいます。
ムンド・ノーボは100g290円。モカ・ジャバは200gで580円。

暑くなってきたのでアイスにも出来る豆がいいなと思ったのですが、アイスコーヒー用の豆がものすごい焙煎の黒さ。ひとまず保留。
求めたものでもアイスに向くか店の人にたずねてみると、軽めの味わいの豆はアイスにした際に雑味が出やすいのだそうです。なるほど、濃い風味の豆を使うのは、単に薄まるからという訳でもないのですね。
モカ・ジャバは比較的ストロングなので、アイスにしてもいけるだろうというお話。ムンド・ノーボは軽いので、いまいちっぽい。

で、買ってから気が付いたのですが、アイスにする場合はエスプレッソで淹れた方が手軽なのに、ドリップ用に中挽きたのんでしまいました。う~ん、失敗。

ムンド・ノーボは全体にやはりライトな味わい。強いて言えば、ちょっと酸味が飛び出している感じ。
モカ・ジャバは久しぶりに飲んで、やはり好きな風味と思う。けれどムンド・ノーボと交互に、また続けて翌日にと飲んでいると個性が強すぎると思えてくる。
飲み始めはイマイチだったムンド・ノーボのほうが、奥深い味わいがある気がしてきました。

ムンド・ノーボ(mundo novo)はポルトガル語で 新世界の意味。20世紀半ばにみつかった、新しいアラビカ種の豆だということです。

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2004年05月02日

エインズレイのカップ

母の日のプレゼント用に注文していた、エインズレイのカップが届きました。ネットで頼んだので少し心配していましたが、ちゃんとブランドの箱も付いて物も無事で一安心。

いまさらサプライズ!って感じでもないので、早速とばかり母上にみせてしまいました。やっぱり「この黄色がいい」と喜こばれたので、よかったです♪

ところで、どうしても同じイギリスのブランドということでウェッジウッドと直接くらべてしまいます。
どちらもボーンチャイナですが、ちょっとエインズレイのほうが固そう、というか持ち重みのする感じ。全体のフォルムも優美ですが、それが古めかしい印象です。
そんなところが余り好きではなかったのですが、最近それが、ウェッジウッドを基準にした見方だったのかもしれないと、ちょっと反省しています。両者をそれぞれ等分にみてみると、ウェッジウッドがやはりモダンな方向に、ひた走りすぎているのだなあと感じるようになりました。フォルムや柄のデザインも、幾何学的な要素が強いような。

求めたエインズレイのカップは内側に華やかな柄が染め付けされています。これがかなり原色的に華やかで、茶器としては好みではないのですが、非常にきれいなものです。線描はひょっとするとプリントかもしれませんが、色つけは手書きだと思います。
そんなところや歪みのない型どりは、ひょっとするとエインズレイのほうに軍配が上がるのかも……とか、少し考えてしまうのでした。

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2004年05月01日

サイト一周年&改装

お陰様をもちまして、ここ中華歴史小説粘着愛好サイト「小芙蓉城」も一周年となりました。
一年、なんとも手探りな状態で自分なりに「中華歴史小説?」てなあ魍魎としたブツを追っ掛けてきました。それで思ったのは、陳舜臣や縄田一男や、ついでに田中芳樹でもやりおおせていない作業を私ごときが手を付けるのもおこがましいということでした。
縄田氏が時代小説に関して行っていることや、小説界でのミステリ・ジャンルの隆盛と確立のように……「中華歴史小説」ももう少し小説のジャンルとして認知されるものにならないだろうか?
そう考えたのがサイト設立の動機でしたが、やはりジャンルというのは出来てくる力に寄るところが多いのです。ミステリ・時代小説に比較して層の薄い中華歴史小説では、なかなかムズカシイと思ってしまうのでした。ジャンルではなくて、まだまだムーブメントでしかないんだなぁというのが、この一年の実感です。

それでも、なんとなく脈々としたものはさすがに感じて、面白いものだとはひしひしと思います。同盟加入している中華小説同盟さんの存在や、こっそり解析しているとたまにいらっしゃる「中華歴史小説」で検索してこられる方とか、意外と気にしている人はいるのは心頼もしいものです。

でも、自分にはそれをまな板に載せて対峙する器量が無いのだと気が付くのでした。
そんなわけで、ひとまずこの一年は少し自分個人に立ち返って、もう少し一冊一冊を読んでいく作業をしようかと思い、blog導入……というかMovableTypeでやっていくことにします。纏まらなくても、切り口を多く拾っていきたい気持。
スパゲティーをフォークで喰うか箸で食うか、はたまたキーマンを宜興紫砂の茶壺でいれるかシルバーのポットでいれるか。道具がちがうだけでやることは全く変わらないのですが、気分が違うのでした。

しばらくは、MovableTypeによるエントリと、普通にHTMLを書いたページが混在していくことになり、ますます閲覧者には不案内なサイトとなる予定です。
MovableTypeで構築するものは、基本的に新刊情報と旧・note的雑記のみです。追々、書籍データと読書メモのページもMovableTypeに落とし込もうかと考えておりますが、いまのところは保留。
今までのコンテンツは、メニューの上半分。下の方はBLOG的メニューになっておりますので、そのように見て頂ければ幸いですね。
ちなみに、管理人は〝日記〟という感覚をあまり持っていないので、日付概念の強いMovableTypeですけど、日付は余り信用しないでいただきたい。雑記カテゴリはやや日付的感覚に支配されていますが、その他は公開日で記載します。
時間の概念も忘れたいのです。

しばらく微調整とかしつつですが、全て含めてのんびり進めていく所存です。

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味噌カツライスバーガー

五月に入りました。今日は、いかにもGWらしい初夏の日差しです。色々重なった月末のてんやわんやと雑用のあれこれも、なんとか収拾がついて一段落しました。

味噌カツライスバーガー
昼飯も作りたくないので、モスに行ってきました。行ってびっくり、意外に混んでいます。みなさん結構、黄金週間なので手近なんですね。
座れないかと思ったけど、どうにか座って味噌カツライスバーガー食べてきました。う~ん、旨い。これモスバーガー以上の定番になりそうです。なんと、マスタードの小袋が付くようになって、旨さ倍増。味噌の濃さ(量か?)もひかえめになって、グッドなバランスです。ああ、愛知に暮らす喜びよ。

山ぶどうスカッシュとプリン
新デザート・マンゴーとココナッツのプリンもいただきました。マンゴーと赤すぐりいっぱいのソースが、酸味が立ってウマー。下のプリン二層はほどほど。もうちょっと甘くなくていい。

どうも最近、モスのバンズの味に厭きがきているようです。しばらくは、ライスバーガーに走りそうな予感……
これもそれも、匠味のバンズの美味しさを知ってしまったからかも。


あと、書店でひさびさに買い込んできました。コミックばっかりですが。

「ギャラリーフェイク 30巻」(細野不二彦)は待ちに待った刊行~。この巻は、小ネタのみという感じでした。それから、物事の価値観を読み手に委ねるタイプのラストが、ちょっと多くなってますね。

「北宋風雲伝 8巻」(滝口琳々)は、皇帝回りのごたごた話に展昭・月華・白玉堂の恋愛がらみで、いつも通り。最近は、さすがに巻末の取材日記の方が面白いぐらいに感じていたりして(笑)
真面目に「三侠五義」でも読み直して、比べてみようかな~という頃合いでしょうか。

「武神戯曲 2巻」(上田宏)はちょっとオドロキの事実に気付く。
過日、1巻を古本で買ったのですが、その際カバーの縁や角がすれてて、失敗した!とほぞ噛んだのですよ。なんと、新品で買った二巻も擦れてますた。
古びの手法が施されていたやうです。う~ん、やられた(笑)
ところで、次の巻がラストらしいです。なかなかチャレンジャーな題材だとは分かっていましたが……打ち切り?

あと「るくるく」(あさりよしとお)の三巻も出てました。るくちゃんはやっぱり堕ちたものなのでしょうか。

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